無料アセットはQuestで使える?アップロード前のチェックリスト
VRC Free Watch編集 · 最終更新
BOOTHで「Quest対応」と書かれていても、アバターに着せればそのままQuestで表示されるとは限りません。PC版とQuest版の違い、シェーダーの制限、パフォーマンスランク、テクスチャ圧縮など、アップロード前に確認したい点をまとめました。
PC版とQuest版は別々にアップロード
VRChatのQuest(やその他のAndroid端末)では、アバターの別バージョンが使われます。同じブループリントIDを共有できますが、UnityでAndroidプラットフォームに切り替えて、もう一度アップロードする必要があります。Quest版がないアバターは、Questのプレイヤーからは代替アバターとして表示されます。
プラットフォームの切り替えにはUnityのAndroid Build Supportモジュールが必要で、通常はUnity Hubから追加できます。初回の切り替えは全アセットの再インポートで時間がかかるため、Quest版専用にプロジェクトを複製しておく人も多いです。
最大の壁はシェーダー
Quest向けアバターに使えるのは、VRChat標準のモバイル用シェーダー(VRChat/Mobile系)だけです。PCでよく使われるlilToonやPoiyomiはQuestではそのまま表示されないため、Quest版には元のテクスチャをモバイル用シェーダーに割り当てたマテリアルを別に用意します。
そのため、発光、アウトライン、透過など、PCでの表現の多くは失われるか簡略化されます。特殊なシェーダー表現が魅力の無料衣装は、Questでは印象が変わることを覚えておきましょう。
パフォーマンスの基準はPCよりずっと厳しい
VRChatはアバターをExcellent、Good、Medium、Poor、Very Poorでランク付けします。モバイルの上限はPCよりはるかに低く、たとえばポリゴン数はモバイルのPoorで約2万ポリゴンが上限で、PC向けアバターは素体だけでこれを超えることもあります。モバイルでVery Poorのアバターは、標準では他のプレイヤーに表示されません。
ポリゴン数のほか、スキンメッシュ数、マテリアル数、PhysBones、テクスチャメモリも確認しましょう。衣装やアクセサリーを足すたびに数値は上がります。上限値はアップデートで変わることがあるため、最新の数値は公式のAvatar Performance Rankingのドキュメントで確認してください。
「Quest対応」の意味
BOOTHでの「Quest対応」は、多くの場合、作者がモバイル用シェーダーを使った軽量版を用意している、またはQuest版にできることを確認している、という意味です。どんな組み合わせでも表示可能なランクになるという保証ではありません。Quest対応の衣装でも、ポリゴン数の多いアバターに着せればVery Poorになることがあります。
VRC Free Watchの「Quest」タグは、商品ページの文章とBOOTHのバッジから付けており、すべての商品を実際に検証しているわけではありません。ダウンロード後、Quest用のプレハブや説明が本当に含まれているか確認してください。
軽量化のよくある方法
- テクスチャ:Quest版の最大サイズをインポート設定で1024か2048に下げ、ASTC圧縮を使うとテクスチャメモリを大きく減らせます。
- メッシュ:衣装で隠れる素体部分を削除する、または作者推奨の最適化ツールでビルド時にメッシュを統合し、不要なボーンを削除します。
- アクセサリー:Questではアバターらしさを決める1〜2点に絞り、残りはPC版だけに。
- 物理:Quest版ではPhysBonesを減らし、スカートや髪の重要な部分だけ残します。
アップロード前のチェックリスト
- UnityをAndroidに切り替えた
- すべてのマテリアルをVRChat/Mobileシェーダーにした
- SDKパネルに赤いエラーがなく、ランクがVery Poorではない
- テクスチャを圧縮し、サイズも適切
- 自分か友人のQuest実機で表示を確認した
- PC版とQuest版でメニューやトグルをそろえ、見え方に差が出ないようにした
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